2014年1月アーカイブ

不要な残業の悩み

業務というものは作業量が多ければ多いほど、
長時間労働になるのは避けることが出来ません。
意識だけの問題で帰宅が遅くなるというわけではないでしょう。


御質問の内容からすれば、定時で帰宅することに対して
批判的な雰囲気があるということですから、
ひょっとすると他のスタッフは「時間内に仕事をこなせない」わけではなく
「時間内に仕事をこなさない」だけではないでしょうか。


残業が美徳とされているような職場では、
早く帰ろうという雰囲気はなかなか生まれないものです。
定時で帰宅するなんてあいつは怠け者だ!と考える人がいるのは事実です。


しかし、仕事を効率よく終わらせて定時に帰宅できるというのは
素晴らしいことなのです。
ですから、その考え方をあなたには貫いて欲しいと考えます。


長時間の労働時間というものは看護師という職業の場合、
得てしてそれが救いとなっていることがあります。
それは看護というのは必ずしも良い結果だけが出るというわけではないので、
結果が出なかった場合に自分がどれだけ頑張ったかを考えれば
それは労働時間であることがあります。


これだけ頑張ったんだから自分は大丈夫だ、問題ない!
という思考回路になるのは職業上、ある程度は仕方の無いことかもしれません。
ですから人によっては長時間労働することを自ら受け入れる人も
いるわけです。


そのような人からするとあなたのように効率よく作業している人を
見た場合に怠け者だと責めるような風潮が生まれるわけです。


管理職からすれば長時間労働してくれるスタッフのほうが
有難いのは間違いありませんがそれに甘えるのでは駄目なのです。
やはり早く仕事を終わらせて早く帰ることが出来る職場となるのが
一番の理想であり目指すべき看護の現場であると思います。

看護師の悩み(不要な残業について)

<不要な残業があることについて>


私は仕事を出来る限り計画的に行い、時間通りに
終わらせるようにしています。
ですから、申し送りが終わるころには全ての作業が完了しているのですが、
そうすると「勤務時間中に作業が終わっている」と判断されてしまい
受け持つ作業の比重が大きくなってきたのです。


それでも与えられた作業を時間内にこなすように、
効率よく作業しているのですが日に日に作業は増えるばかりです。


それだけではなく、頑張って定時間内に作業を終了させて
帰宅していると「手を抜いているのではないか?」と見られることです。
だらだらと長い時間働いているほうが仕事熱心であるという
雰囲気があるのが問題だと思っています。


私からすれば、時間内に仕事が消化できない相手を見ていると
イライラしてしまうのです。
仕事を効率よくしているのに、仕事していないと思われるのは
残業=仕事を沢山しているという悪しき習慣によるもので我慢できません。

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あなたの考え方は非常にシンプルであり間違っていないと思います。
ある先輩から言われたことがあります。
「自分の生活を大事にしなければ、患者さんの生活も大事にはできない」ということです。


つまりダラダラ仕事をして遅くまで残っているよりも、
効率よく仕事をこなして早く帰宅し自分の時間を作りなさいということでした。


しかし、そうはいっても現場によってはなかなか定時で帰宅することは
困難なこともあります。
仕事の手を抜いてまで早く帰るなんて出来る訳が無いと思っていたからです。
しかし、仕事の手を抜くのではなく効率化して早く帰る習慣がつけば
逆にそれが正しいということになったものです。


看護師という特殊な仕事であっても効率よく作業することで、
時間を無駄にすることは無いというのは間違った考えではありません。

褒めるところの無い後輩への悩み

近年、医療従事者は世間の厳しい目に晒されています。


例えば医者がどれほど必死に治療をしたとしても
良い結果がでなければ苦情が出てしまうことがあります。


病状についてきちんと説明をしたにも関わらず
聞いていなかったの一言でマスコミに駆け込まれてしまう。


看護師の場合も同じです。
いえ、それ以上に状況は悪いかもしれません。


医者には気を使う患者さんも
看護師には言いたい放題になるのは良くあること。
病状が悪化すれば患者さんから当り散らされることは日常茶飯事です。
これは看護師の力不足ではなく、社会の変化が根底にあると考えられます。


こんな中で「もっと頑張ろう!」と言うのは酷なことです。
既に頑張りすぎている人は擦り切れてしまいます。
周囲から貶されることが多い仕事である以上
スタッフ同士で励ましあわなければ、逃げ場がなくなってしまうのです。


基本的にこれは回答ではなく、どんな人であっても
褒めて育てるということが重要だということです。
しかし、人には相性というものもありますから
一概に全てのケースに当てはまるわけではありません。


しかしながら、人を育てるという場合においては
ある程度の基本理念がなければならないと考えます。
ですから基本は褒めて育てるということを軸に考えるべきなのです。


褒めようが無いのがどのレベルなのか、
時間がある程度解決してくれるものなのかはわかりません。
ですから、これは理想と現実が乖離しているといわれても
致し方の無いことなのです。


どうしても褒めるところが無い場合は
相手を罵倒しないことです。
相手を思いやる気持ちが伝われば、少々厳しいことでも
立ち直ることはできるからです。

看護師の悩み(褒めるところの無い後輩)

<後輩が嫌いです>

去年からプリセプターとして新人の指導をする立場になりましたが
なかなか後輩を上手く育てることができずに困っています。


勉強してきてね、と言っても平気で勉強せず
知識が足りないために、いつか大きなトラブルを起こすのではと
見ているこっちがヒヤヒヤしてしまいます。


仕事に対するやる気もなく、周囲のスタッフへも悪影響です。
実際、この後輩と働くのが嫌だと愚痴をこぼす同僚も多いです。


上司に相談しても「失敗を咎めるのではなく、褒めて伸ばしなさい」と言うばかり。
しかし褒める場所のない後輩を、どう褒めたらよいのでしょうか?


看護の仕事は患者さんの命を預かる仕事です。
中途半端な、いい加減な気持ちでいる後輩にどう接していいのか
悩んでしまいストレスになっています。

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「褒めて育てる」ためには褒める場所がなければ、褒めることができません。
その代わりけなしもせずに、薄く関わるしかなくなってしまいます。


しかし、褒めて育てることはとても大事なのです。
以前の看護師の世界では、レベルの高い看護師を育てるために
後輩には厳しく指導するのが当たり前でした。
確かに厳しくすることで優秀な看護師が多く育ちました。


しかし厳しい指導が行き過ぎてしまい
指導や教育の名の素にいわゆる、パワハラが横行し
気に入らない人間を排斥したり追い詰めたりすることも多々ありました。


褒めて育てるのは難しいです。
でも、厳しくあら探しをするように後輩を育成するのはやはり間違っています。
まずはこれをしっかり念頭においておく必要があるでしょう。

VIP室の患者さんへのサービスの悩み

個室に入院するメリットとは一体何でしょうか?


それは周囲に気を使わなくていい点です。
同じ部屋の人を気遣う必要がないので、面会時間内なら
いつ誰が来ても気になりません。
何時間いても、誰かに気を使うことはありません。


同室に食事制限の患者さんがいるわけではないので
本人に問題がなければ好きな食べ物を持ち込んでもらって
食べることもできます。


特別室に入室するためには経済的な負担は必要ですが
こうした気遣いの必要性のなさが一番のメリットです。


ホテルに宿泊していると考えるといいかもしれません。
この自由さ特別個室の差額分です。
環境に対しての対価と認識しましょう。


ただし、個室は入りにくいためどうしても掃除が抜けがちです。
掃除は看護師の仕事ではありませんが
立ち寄ったときには掃除が行き届いているかさり気なくチェックしてください。
これは環境の維持から考えると必要な行為と言えるでしょう。


個室について、あくまで差額は部屋代だというのが
一般的な公的病院の考え方です。


しかし、中には病院によって方針が違うケースがあります。
高い室料を取る代わりに高いレベルのサービスを提供する、という
考え方の病院もあるのです。


VIP専用病棟などを実際に作る病院もあり、
この病棟内では特別に手厚い看護をしても文句は出ないでしょう。
その分高い室料を取れば採算が取れます。


このように、支払っている金額と病院の環境次第で
どこまで患者さんにサービスするのかは変わってくると言えます。
病院が生き残るために、格差を受けれることも必要です。
病院環境の割りに支払額が多いのであれば
特別室の患者さんには多少サービスを手厚くするというのも
仕方ないことなのかもしれません。

看護師の悩み(VIP室の患者さんの対応)

<特別室に入院している患者さんの要求が多く困っています>


その患者さんは、こちらが介助する必要のない患者さんなのですが
「売店で新聞を買って来い」「入浴のときに背中を流せ」など
看護師の仕事とは言えない雑用を言いつけてきます。


自分で出来ない状態の患者さんであれば
お引き受けする雑用ですが、この方は全て自分で行うことができます。


そこでやんわりお断りすると「こっちは高い金を払って入院しているのに」と
言いたい放題の暴言が待っています。


しかし「高い金を払っている」と言われるとどこか仕方ないのかもしれないと
考えてしまうこともあります。
1日3万円を越える差額室料を払っていただいている患者さんと
生活保護で大部屋に入院している患者さんで
全く同じサービスというのも申し訳ないような気もしてしまいます。

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私が勤めていた病院では
差額室料は個室という環境に対しての料金であり
病院食や看護サービスなど保険の範疇になるものは含まれていないと
方針がしっかりしていました。


ですから、私達もこの方針に従って、逸脱した要求には
毅然と断るようにしていました。


病院食がまずいといわれれば、なぜまずいのかを説明し
自分でできることは自分でするようにお願いしました。


まずはあなたの職場、看護師長さんがどんな風に考えているのか
確かめてみてください。
こうした患者さんへのサービスについては、その患者さんだけの問題ではありません。


個別の対応を考えるのではなく、病院全体、
スタッフ全員がどんな風に対応するべきなのか方針をはっきりさせておくべきです。
そうすれば一人で悩む必要はなくなります。

関わりたくない苦手な患者さんの悩み

悩んだ末、私はこのどうしようもない感情を同期のスタッフに打ち明けました。
すると彼女にも生理的に受け付けない患者がいることを離してくれました。


そこで、ある取引が成立したのです。
どうしても相性の悪い患者さんがいるときには、お互いに打ち明けあって
大丈夫な方が出来るだけ関わるようにしたのです。


勿論常にこの取引がうまくいくとは限りませんでしたが
生理的に受け付けられない患者さんのお世話をする機会が少し減りました。
そして何より、心に溜まっていた泥を吐き出すことで、気持ちが軽くなったんです。


看護師としては、全ての患者さんに平等に接しなければいけないと
罪悪感に襲われることもありますが、看護師も一人の人間です。
ますます患者さんを嫌いになる前に、自分で自分を苦しめる前に
悪口ではなく、今の気持ちを仲間の誰かに話してみてください。
具体的な解決は得られないかもしれませんが、感情を受け入れることで
冷静に対処できるようになるかもしれません。


どうしても受け入れられない患者さんとであった場合
一歩引いて冷静になぜその患者さんだけが受け入れられないのか
考えてみることも大事です。


誰かを嫌うというとき、それは価値観の違いが受け入れられないことが
実はとても多いのです。
ここから自分の価値観が見えてくるのではないでしょうか?


私は立ち小便への固執から男性原理への固執の象徴、
ひいては男尊女卑という根強い思想が透けて見えることが
どうしても受け入れないということに気付きました。


受け入れられない患者さんに出会ったときこそ、
自分と向き合うチャンスです。
そして看護師として自分の糧にしていくことができるのです。
様々な考え方の変化、価値観の相違を楽しんでみてください。

<患者さんとの相性についての悩み>


これまで数多くの患者さんと関わってきましたが
どうしても生理的に受け付けない患者さんがいて困っています。


単純に言えば、相性が悪いとしか表現できないのですが
他の人から言われたり、されても気にならないことなのに
その患者さんから言われたり、されると、心底げんなりしてしまいます。


そんな思いでいるときに、ちょっとしたトラブルがあり
ますますその患者さんが嫌いになってしまいました。
このトラブルは患者さんが悪いわけではないのですが
どうしても「嫌い」という感情が沸いてきてしまいます。


しかし「生理的に受け付けないから」「嫌いだから」という理由で
まさか担当を変えて欲しいというわけにもいかず
毎日が憂鬱な気分で過ごしています。もう看護師を辞めたいと思っています。

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どうにも相性が悪く、生理的に好きになれない患者さんに困る看護師は多いです。
私もどうしても受け入れられない患者さんがいて、苦労したことがあります。


ある患者さんは寝たきりに近い状態になって、ひとりでは立てなくなっても
立って用を足すことに固執していました。
私達がどんなに説得しても座ってしてくれませんでした。


その結果、トイレのたびに、私は背後から抱きかかえるように
彼を抱え込んでおちんちんを持ち上げて排尿させる必要がありました。
患者さんの局部に触ることに対しては、何も思うことは普段ありません。


しかし、このケースはどうしても屈辱的で受け入れられませんでした。
これは私と彼が上手く関係を築けていなかったことに原因があると思います。
日頃の彼の理不尽な態度や命令口調が腹立たしく感じていたために
泣きたいような気分になってしまったのです。

患者さんからのセクハラの悩みについて

もし、可愛らしく、魅力にあふれる女性であり
ひときわ男性の関心を寄せられる人間であったとしても
その責任は女性にはありません。


なぜなら公園の花が手折られたときに
綺麗に咲いていた花が悪いと考える人間がいるでしょうか?
高級外車が盗まれたときに、見せびらかすから悪いのだと考えますか?


お金持ちが相手の場合はねたみ半分で
そんな風に考えるひとはいるかもしれませんが
とても下品な考え方だといえるでしょう。


少々ジェンダーな話題になってしまいますが
たとえば夜道を歩いていて、女性が痴漢に合ってしまった場合
責められるのは痴漢をした男性です。
痴漢に合うから女性は夜道を歩くな、というのであれば
痴漢をするから男性は夜道を歩くな、とも言うことができます。
全ての男性は痴漢であり危険な生き物だから家の中から出すな。
そんな話になってしまいます。


ここまで書けば、「痴漢に合うから女性は夜道を歩くな」というのが
どれだけナンセンスで偏見に満ちた意見なのかが分かると思います。


世の中にはこうした荒唐無稽は意見が当たり前のように言われています。
しかし、このナンセンスを一度見直し、発想を転換させてみることが大事ではないでしょうか?


看護師の悩みとは少々異なる話になってしまいましたが
セクハラ問題は看護師だけではなく全ての女性が長く悩んでいる問題です。
これをきっかけに、看護師とフェミニズムについて一度考えてみると
新しい発見があるかもしれませんね。


また、全ての男性はスキのある女性を見かけたら
手をださずにはいられない野蛮で非理性的な生き物なのでしょうか?


正常な男性からすれば、こうした意見はとても受け入れられないでしょう。
「スキがあるからつけいられるんだ」という発想は
女性と男性、双方にとって何のメリットも産まない考え方です。


人として許せない行為はきちんと断ること。
これが相手の人間性を尊重することです。

看護師の悩み(患者さんからのセクハラ)

<患者さんからのセクハラについての悩み>


とある男性患者さんに胸や腰などを触られることがあります。
しかし、先輩に相談すると
「認知症の患者さんなんだから、我慢しなさい」
「あなたにスキがあるからそんなことをされるんじゃないの。
 接し方に問題がある」
と、キツク言われてしまいました。


確かに認知症の患者さんなので、良く分かっていないのかもしれません。
また、ずっと年上の男性に注意をするのも申し訳ない気持ちがあり
ただただ我慢するしかありませんでした。


そんな矢先に若い男性患者さんから告白されてしまいました。
一度は断ったもののしつこく交際を迫られています。


私にスキがあって、接し方に問題があるからこんなことが続くのでしょうか?
自分の不運を嘆きたくなってしまいます。

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患者さんからのセクハラ、悩んでしまいますよね。
でも「あなたにスキがあるから」「接し方が悪いから」という考えは
大間違いだということをはっきり確認しましょう。


いくら身持ちの堅い女性でも、セクハラなどの性的被害に合う可能性はあります。
たとえば、幼女や老人、身動きできないような障がいのある女性に
手を出す男性はいます。


本人の貞操観念や身持ちの堅さは関係なく、
また、性的な魅力が本人にある、ないに限らず
「拒否できないだろう」という状況が問題なのです。


ですから「我慢する」という解決方法は推奨できません。
認知症の患者さんであれば、相手の理解度は判断できませんが
故意であれ事故であれきっぱり「触らないでください」と伝えましょう。
あなたが不快なことはきちんとその場で伝えることが大切です。

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